のり‐すり‐おけ【糊擂置】
- 〘 副詞 〙 梟(ふくろう)の鳴き声を表わす語。梟は、翌日の天候を予知するといわれ、晴天になるときには「のりすりおけ」と鳴き、雨天になるときには「のりとりおけ」と鳴くとされる。一説に、翌日の雨天を予知して、前日に糊つけものをしておくようにの意で「のりすりおけ」と鳴くともいう。のりすれ。
- [初出の実例]「ふくろう、〈略〉あすの雨をしりてはのりすりをけと鳴」(出典:御伽草子・鴉鷺合戦物語(室町中))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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