糸球体嚢(読み)シキュウタイノウ(その他表記)glomerular capsule

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「糸球体嚢」の意味・わかりやすい解説

糸球体嚢
しきゅうたいのう
glomerular capsule

ボーマン嚢ともいい,糸球体とともに腎小体を構成する。毛細血管網から成る糸球体を外側から包み,毛細血管からろ過される尿を集めて尿細管へ送る。尿細管の続きである外壁と糸球体を包むために陥没した内壁から成り,内壁は糸球体毛細管壁の内皮細胞層と,結合組織性の基底膜とともに3層のろ過膜を形成している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む