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尿細管 にょうさいかんrenal tubules

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

尿細管
にょうさいかん
renal tubules

糸球体を包むボーマン嚢から出て乳頭に開口する直径 20~30μm,全長4~7cmの細長い管で,近位尿細管ヘンレ係蹄遠位尿細管,集合管から成る。尿細管は腎小体とともにネフロンを構成する。糸球体からのろ過液の大部分は,尿細管を通過する間に再びその周囲の毛細血管内に吸収される。再吸収される物質は水分,塩分,糖分,アミノ酸,ビタミン,ホルモンなど身体に有用な物質が主である。

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デジタル大辞泉の解説

にょう‐さいかん〔ネウサイクワン〕【尿細管】

腎臓内にある、腎小体に続くうねり曲がった無数の細い管。血液からこし分けられた原尿の中から必要なものを再吸収し、不要なものを集めて腎盂(じんう)に送る。細尿管

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百科事典マイペディアの解説

尿細管【にょうさいかん】

腎小体に続く細管。腎小体とともに腎実質を構成する。ヘンレ係蹄をはさんで近位尿細管(主として栄養物質の再吸収を行う)と遠位尿細管(主としてNa(+/)と水分の再吸収を行う)とが区別される。

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栄養・生化学辞典の解説

尿細管

 腎糸球体ろ液を運ぶボーマン嚢から続く管で,近位屈曲尿細管,ヘンレ係蹄,遠位屈曲尿細管と通ずる.

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世界大百科事典内の尿細管の言及

【血糖】より


[血糖の再吸収と血糖濃度の異常]
 グルコースは正常では尿中にはほとんど排出されない。循環血中のグルコースはいったん他の老廃物といっしょに腎糸球体でろ(濾)過された後,近位尿細管で再び血中にくみ上げられる。糸球体ろ過液中のグルコースは血漿中と同じ濃度で存在する。…

【腎臓】より

… 外形も動物により異なり,一般には左右1対であるが,軟骨魚類や硬骨魚類のように左右が融合したり,鳥類のように前・中・後葉と3葉に分葉したり,哺乳類の腎臓でも普通にみられるソラマメ型から多くの小腎からなる葉状腎をもつものまで多様である(図3)。 腎臓は多数の腎単位,すなわちネフロンnephronの集合したもので,腎単位は腎小体(ラテン名corpusculum renis,英名renal corpuscle)と尿細管(ラテン名tubulus renalis,英名renal tubule)とからなり,排出機能を営む一つの構造単位である。腎動脈血の供給を受けている糸球体とそれを包むようにしてボーマン囊Bowman’s capsuleがあり,この両者をいっしょにして腎小体という。…

【尿】より

…Na,Kは生体に必要な物質であるが,通常は飲食物などから体内に摂取される量とほぼ等しい量が排出されており,それぞれ摂取量と排出量とのバランスがとれている。NH4は,主にグルタミンからつくられ,尿細管の管腔内に分泌されるが,尿中では大部分がアンモニウム塩として排出されている。アンモニウム塩は中性塩であるが,体内の物質代謝の結果生ずる酸の量がふえると,NH4の排出量も増加する。…

※「尿細管」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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