糾ふ(読み)アザウ

デジタル大辞泉 「糾ふ」の意味・読み・例文・類語

あざ・う〔あざふ〕【糾ふ】

[動ハ下二]組み合わせる。より合わせる。あざなう。
「膝を地に着けて二の手を―・へて地に伏して」〈今昔・一・二九

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 他動詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「糾ふ」の意味・読み・例文・類語

あざ・うあざふ【糾・叉】

  1. 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 物と物を交差させる。組み合わせる。よりあわす。あざなう。
    1. [初出の実例]「叉、阿佐布」(出典:一字頂輪王儀軌音義(800頃))
    2. 「筆を抛(なげうっ)て手を叉(アザヘ)座をなほし給ふとぞ見えし」(出典太平記(14C後)四)

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