紅葉の錦(読み)モミジノニシキ

デジタル大辞泉 「紅葉の錦」の意味・読み・例文・類語

もみじ‐の‐にしき〔もみぢ‐〕【紅葉の錦】

紅葉の美しさを錦に見立てていう語。
「水のあやに―重ねつつ河瀬に波の立たぬ日ぞなき」〈拾遺・秋〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「紅葉の錦」の意味・読み・例文・類語

もみじ【紅葉】 の 錦(にしき)

  1. 紅葉の美しさを錦に見立てていう語。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「このたびは幣も取りあへず手向山紅葉の錦神のまにまに〈菅原道真〉」(出典:古今和歌集(905‐914)羇旅・四二〇)
  2. 紅葉の季節にあった美しい衣服のたとえ。
    1. [初出の実例]「あさまだき嵐の山のさむければ紅葉の錦きぬ人ぞなき〈藤原公任〉」(出典:拾遺和歌集(1005‐07頃か)秋・二一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む