紅裾濃(読み)クレナイスソゴ

精選版 日本国語大辞典 「紅裾濃」の意味・読み・例文・類語

くれない‐すそごくれなゐ‥【紅裾濃】

  1. 〘 名詞 〙 染め色の名。衣または鎧(よろい)などで、紅色を上の方は薄く、裾の方は濃く染め出したもの。
    1. [初出の実例]「秀衡、紺地の錦の直垂に、くれなゐすそごの鎧、金作りの太刀をそへて奉る」(出典:平治物語(1220頃か)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android