納官(読み)のうかん

精選版 日本国語大辞典 「納官」の意味・読み・例文・類語

のう‐かん ナフクヮン【納官】

〘名〙
租税などを国家に納入すること。また、そのもの。
三代格‐一五・弘仁七年(816)一一月四日「至其納官之数。定収七分已上
② 弘仁一四年(八二三)に大宰府管内に行なわれた公営田制で、全収穫稲から、租庸調に当てる分や作人食料などを差引いた分をいう。
※三代格‐一五・弘仁一四年(823)二月二二日「近百姓居各建小院、所獲之稲除田租納官両色以外、便納此院出納

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