純栲(読み)ひたえ

精選版 日本国語大辞典 「純栲」の意味・読み・例文・類語

ひたえひたへ【純栲】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ひたたえ」の変化した語か ) 栲(たえ)の純粋なもの。まじりけのない白栲一説に、一重(ひとえ)の意。
    1. [初出の実例]「伊香保ろのそひの榛原(はりはら)わが衣に著(つ)きよらしもよ比多敝(ヒタヘ)と思へば」(出典万葉集(8C後)一四・三四三五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android