紙包み(読み)カミヅツミ

デジタル大辞泉 「紙包み」の意味・読み・例文・類語

かみ‐づつみ【紙包み】

紙で包んだもの。紙で包んであること。
紙で包んだ金。金一封
「情の籠る―与へしまま飄然と去りぬ」〈露伴・いさなとり〉

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精選版 日本国語大辞典 「紙包み」の意味・読み・例文・類語

かみ‐づつみ【紙包】

  1. 〘 名詞 〙 紙でつつんだ物。
    1. [初出の実例]「紅梅の散るやわらべの帋(かみ)つつみ」(出典:俳諧・太祇句選(1772‐77)春)
    2. 「『子僧よ其を此仁に進(あげ)よ』と幾許(いくら)か知らず情の籠る紙包み与へしまま飄然と去りぬ」(出典:いさなとり(1891)〈幸田露伴五一)

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