紙縒り虫(読み)こよりむし

精選版 日本国語大辞典 「紙縒り虫」の意味・読み・例文・類語

こより‐むし【紙縒虫・紙捻虫】

  1. 〘 名詞 〙 節足動物クモ綱コヨリムシ(鬚脚(しゅきゃく))目に属する微小な動物の総称。多くは体長二ミリメートル以下で四対の脚をもち、多数環節からなる長い尾がある。光をきらい、湿った石の下に隠れ、小さな虫を食べる。尾部がこよりに似ているところからの名。アメリカ大陸・アフリカオーストラリア東南アジアなどに約六〇種が分布。日本には種名が未確定一種のみが知られる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android