細ヶ沢町(読み)こまがざわまち

日本歴史地名大系 「細ヶ沢町」の解説

細ヶ沢町
こまがざわまち

[現在地名]前橋市住吉町すみよしちよう一―二丁目

たつ町からうまや橋で広瀬ひろせ川を渡ると細ヶ沢町に入り、丁字路にぶつかり右折し、再び丁字路にぶつかり左折する通筋をいう。北は才川さいがわ村へ続く最初の丁字路を左折するとむかい町。次の丁字路の右方向が小柳こやなぎ町のうち旧広瀬河岸へ向かう。貞享元年(一六八四)の「前橋風土記」に細沢町と記される。明和八年(一七七一)一月一二日の大火により総家数九一軒のうち焼失六七軒、その竈数六五、そのうちに土蔵一〇・御家人一が含まれる(松平藩日記)。安永九年(一七八〇)一一月一六日の火災では総家数八四軒のうち焼失二五軒、その内訳は家主二〇・店借五とある(同日記)。寛政二年(一七九〇)の家数九二・竈数一〇二(うち家主九二・借家八・尻付二)、男二〇二・女一七二、寺社一、持馬一三(「家数人別書上帳」前橋市立図書館蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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