おお‐わたしおほ‥【大渡】
- 〘 名詞 〙
- ① 和船の帆装具の一つ。帆柱の艫側に左舷から右舷にかけ渡す麻綱で、これに帆の反(たん)数に応じた大渡し鐶(かん)をつけて帆足をむすびつけ、ひろげた帆のすそをとめるもの。大廻し縄。〔和漢船用集(1766)〕
- ② 大まかに目を通すこと。細部に立ち入らないで一通りですますこと。
- [初出の実例]「疎通、そさうに学文をしたぞ。大わたしに学をするぞ」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)五)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の大渡の言及
【渡辺】より
…西成郡にあって淀川が大阪湾に注ぐ河口に位置する。古くは大渡,窪津などとも称された。平安時代より皇室領[大江御厨](みくりや)の中心として供御人が居住し魚類などを貢進した。…
※「大渡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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