…手芸の技術には多くの種類があるが,表現の形態から二つのタイプに分けられる。まず,その技術で物の形が加工されるものを独立手芸と呼び,織物,編物(レース類を含む),袋物,細工物(皮革,ビーズ,押絵,つまみ(摘)細工),造花,人形細工などが含まれる。一方,作品の一部にその技法を用いるものを付随手芸と呼び,刺繡(キャンバス・ワーク,ドロン・ワーク,カットワーク,アップリケ,スモッキング,キルティングなどを含む),染色などがあげられる。…
…見世物は多く香具師(やし)の手で行われ,全国的に巡業するのを常とした。これらの種類を大別すると,(1)奇術(手品),軽業,曲芸,舞踊,武術などの技術や芸能を見せるもの,(2)畸人,珍禽獣(ちんきんじゆう),珍植物,異虫魚などを見せるもの,(3)からくり,生(いき)人形,籠細工(かございく),貝細工などの細工物を見せるものの3種となる。 まず京都の四条河原がその発祥地として,すでに慶長期(1596‐1615)ころには蜘舞,大女,孔雀(くじやく),熊などの見世物が,歌舞妓や人形浄瑠璃などにまじって小屋掛けで興行していた。…
※「細工物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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