組打・組討(読み)くみうち

精選版 日本国語大辞典 「組打・組討」の意味・読み・例文・類語

くみ‐うち【組打・組討】

〘名〙
① 組み合って争うこと。くみあい。取っ組み合い。格闘
※滑稽本・七偏人(1857‐63)四「裸でさへ凌ぎかねるといふ暑さに、お綿入を召ての組打だものヲ」
戦場で、敵と組み合って、討ち取ること。
太平記(14C後)三九「飛び下り飛び下り徒立(かちだち)になり、太刀を打ち背(そむ)けて組(クミ)討にせんと」
③ 男女交合の絵。春画組絵
※雑俳・柳多留‐四五(1808)「組うちを具足櫃(びつ)から出して見せ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android