格闘(読み)カクトウ

デジタル大辞泉 「格闘」の意味・読み・例文・類語

かく‐とう【格闘/×挌闘】

[名](スル)
組み合ってたたかうこと。とっくみあい。くみうち。「―技」「暴漢と―する」
困難な物事に一生懸命に取り組むこと。「難問題と―する」
[類語]決闘果たし合い取っ組み合い掴み合い組み討ち出入でい戦う立ち向かう抗するあらがう抵抗する

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精選版 日本国語大辞典 「格闘」の意味・読み・例文・類語

かく‐とう【格闘・挌闘】

  1. 〘 名詞 〙 互いに組み合ったり打ち合ったりして争うこと。うちあい。また、比喩的に、一所懸命物事にとりくむこと。
    1. [初出の実例]「義助以手兵之、格闘交々退」(出典日本外史(1827)六)
    2. 「自然と戦ふよりか寧ろ世間と格闘(カクトウ)しようじゃアないか」(出典:牛肉馬鈴薯(1901)〈国木田独歩〉)

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普及版 字通 「格闘」の読み・字形・画数・意味

【格闘】かくとう

組みうち。〔漢書、戻太子伝〕(太子)泉鳩里に臧す。~圍みて太子を捕ふ。太子、~自經す。~に格鬪して死す。皇孫二人、皆竝びにふ。

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