精選版 日本国語大辞典 「結び置く」の意味・読み・例文・類語
むすび‐お・く【結置・掬置】
- 〘 他動詞 カ行四段活用 〙
- ① 結んで置く。結んでのちに残す。
- [初出の実例]「結をきしかたみのこだになかりせば何に忍の草をつままし〈兼忠母の乳母〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)雑二・一一八七)
- ② ( 掬置 ) 手のひらで、水などをすくっておく。
- [初出の実例]「我ならぬ人に汲すな行きずりにむすび置きつる玉の井の水〈藤原道信〉」(出典:風雅和歌集(1346‐49頃)雑中・一七八七)
〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...
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