結目(読み)むすびめ

精選版 日本国語大辞典 「結目」の意味・読み・例文・類語

むすび‐め【結目】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 糸や紐の結び合わせたところ。むすびぶし。ゆいめ。
    1. [初出の実例]「狩衣のひもをとりて、むすびめをとりかへたりしかば」(出典:義孝集(974頃))
  3. 転じて、物事を互いに結び合わせている物、ことがら、地点など。
    1. [初出の実例]「この歪められた妖怪的な日本的思考法の結び目に当る伏魔殿が家庭感情といふ奴で」(出典:デカダン文学論(1946)〈坂口安吾〉)

ゆい‐めゆひ‥【結目】

  1. 〘 名詞 〙 結ったところ。結び合わせたところ。むすびめ。
    1. [初出の実例]「御髪は押し下して結はせ給へるままに、ゆひめの程は乱れて」(出典:栄花物語(1028‐92頃)玉の飾)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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