綛せ糸(読み)かせいと

精選版 日本国語大辞典 「綛せ糸」の意味・読み・例文・類語

かせ‐いと【桛糸・綛糸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 桛枠(かせわく)に糸を一定回数巻いて枠からとりはずし、その糸を束ねたもの。または、大枠からはずしたままの生糸をいう。かせ。
    1. [初出の実例]「絈糸の一筋づつや日のながさ〈朱拙〉」(出典:俳諧・おくれ馳(1698))
  3. 綿紡績糸、ガス糸などの俗称。
    1. [初出の実例]「綛糸の製造高は一ケ年にして以て五十億里に達す可く」(出典:将来之日本(1886)〈徳富蘇峰〉五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android