日本歴史地名大系 「網戸河岸」の解説 網戸河岸あじとがし 栃木県:小山市網戸村網戸河岸[現在地名]小山市網戸南流する思(おもい)川に設けられた河岸。対岸の乙女(おとめ)河岸などとともに中継河岸としての役割を果した。慶安四年(一六五一)の「下野一国」によると、壬生(みぶ)―網戸間七里二〇町、網戸―下宮間四里一三町余とあり、小平太船・小鵜飼船により舟運が行われていた。元禄三年(一六九〇)の幕府廻米津出浦々河岸之道法并運賃書付(徳川禁令考)によれば、網戸河岸が廻米積出河岸としてみえ、江戸までの距離二八里、米一〇〇石についての運賃三石一斗。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by