蒸気船(読み)じょうきせん

旺文社世界史事典 三訂版「蒸気船」の解説

蒸気船
じょうきせん

蒸気機関原動機とした船舶
従来の帆船に代わり大量輸送の時代の幕開けとなった。18世紀の先駆者であるフランス人パパンやアメリカ人フィッチの後を受けて,1807年アメリカ人のフルトンは初めての本格的蒸気クラーモント号を建造した。その後1819年にアメリカ船サヴァンナ号が初の大西洋横断に成功し,43年に建造されたしたグレート−ブリテン号は初めてスクリュープロペラを装備した大型外洋船として有名である。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

世界大百科事典内の蒸気船の言及

【汽船】より

…元来は蒸気力を使って推進する船のこと。19世紀の初め,機械力による動力船として最初に実用化されたものが蒸気機関を用いたものだったところから,これを備えた船を蒸気船,または汽船と呼んだ。しかし,その後動力源としてディーゼルエンジン,電動機やガスタービン,さらには原子力が利用されるようになったことに伴って,現在ではこれらのディーゼル船,電気推進船,ガスタービン船,原子力船も汽船のうちに含め,動力船と汽船とが同義に使われるようになっている。…

【クラモント号】より

…蒸気船として商業的運航に初めて成功したアメリカの船。R.フルトンの設計で,1807年建造,蒸気機関はイギリスのボールトン・アンド・ワット会社でつくられた。…

【輸送】より


[近代]
 明治維新以後は政治・経済の一般的変化とともに輸送の量,方式,用具ともに一変した。変化の経済的要因には明治をさかのぼること10年,安政の開港(1859)による輸出入商品の横浜から各地へ,各地から横浜への新しい商品の流れが一つの条件となり,さらに年貢の代金納,地租改正が加わり,政府の近代工業の奨励の成果が明治10年代に表れはじめること,それらに対応する蒸気船,鉄道の導入が新しい条件をつくった。 1875年以後,車両類も地方税賦課の対象となったことや,各種の統計調査が行われるようになったことから輸送用具の変化,増減の動向も知られ,鉄道敷設の進行のあと,取扱貨物量の増加のあとも知られる。…

※「蒸気船」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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