網目を潜る(読み)あみのめをくぐる

精選版 日本国語大辞典 「網目を潜る」の意味・読み・例文・類語

あみのめ【網目】 を 潜(くぐ)

網の目のように多い人目の中を避けるように通る。
※雑俳・柳多留‐初(1765)「網の目をくぐってあるく娵(よめ)の礼」
捜査網や、他人からの監視などをたくみに避ける。
大寺学校(1927)〈久保田万太郎〉四幕「それでもなほときどきは、その網の目をくぐって一寸一寸(ちょいちょい)寄合をつけた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android