網道村(読み)あみどうむら

日本歴史地名大系 「網道村」の解説

網道村
あみどうむら

[現在地名]竜北町網道

嘉永五年(一八五二)に築造された砂川尻すながわじり新地の一部で、種山手永東網道村、野津手永中網道村・西網道村の三ヵ村からなっていた。この干拓地は「河江・野津・種山催合砂川尻新地」、また「砂川尻御新地」ともいう。東は新田しんでん村、南は鹿野かの村。米穀双場附(「肥後読史総覧」所収)によると、嘉永五年一月に新地築造が決定され、閏二月初めに着工、九月二四日に潮留をした。文政四年(一八二一)頃の野津手永手鑑には「惣荒畝七百六拾九町弐反壱畝三歩 三百六拾七町五反四畝弐拾四歩砂川尻南分 弐百三拾三町三反壱畝六歩砂川尻北分 百四町七反七畝廿七歩黒淵分」とあり、このうち野津・種山分は田畑一二二町九反五畝余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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