綺殿(読み)キドノ

デジタル大辞泉 「綺殿」の意味・読み・例文・類語

き‐どの【×綺殿】

綺羅きらを作る所の意》江戸時代京都で、服飾品・化粧道具を作り、売った店。

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精選版 日本国語大辞典 「綺殿」の意味・読み・例文・類語

き‐どの【綺殿】

  1. 〘 名詞 〙 ( もと、京都で綺羅(きら)を作った所。「殿」は「屋」の意 ) 服飾品、化粧道具、紙、扇などを作り、または売る店。また、その人。今の小間物屋のようなもの。
    1. [初出の実例]「忘れめやき殿に染むるたたうがみしなやかなりし人の手ざはり」(出典:七十一番職人歌合(1500頃か)五二番)

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