綾上町(読み)あやかみちよう

日本歴史地名大系 「綾上町」の解説

綾上町
あやかみちよう

面積:七一・三七平方キロ

綾歌郡の南東に位置し、北は綾南りようなん町、東は香川郡香川町・塩江しおのえ町、南と西は仲多度なかたど琴南ことなみ町・満濃まんのう町。当町南部は標高五〇〇―八〇〇メートルの山間部で町域の七割が山林。山間に源を発するあや川支流の竹本たけもと川・田万たま川・貞重さだしげ川・東長柄ひがしながら川・西長柄川・菖蒲しようぶ川・堂谷どうだに川・梶羽かじわ川・今滝いまたき川などがそれぞれの谷筋を通り谷戸田を形成、当町北部の平野部を北西流する綾川本流に合流する。主産業は農林業。特産品はキュウリアスパラ、イチゴなどの農産物。交通は鉄道がなく、もっぱら自動車・バスであるが、縦横に走る県道が高松市・坂出市と結び便利となり、近年市域への通勤・通学者も多い。古代の阿野あや山田やまだ(和名抄)の全域と同郡羽床はいか(同書)の一部が町域に比定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報