綿繰(読み)わたくり

精選版 日本国語大辞典 「綿繰」の意味・読み・例文・類語

わた‐くり【綿繰】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 綿花綿繰り車にかけて種子を取り除くこと。また、それをする人。《 季語・秋 》 〔俳諧・増山の井(1663)〕
    1. 綿繰<b>①</b>〈百人女郎品定〉
      綿繰〈百人女郎品定〉
  3. わたくりぐるま(綿繰車)」の略。
    1. [初出の実例]「綿くりや村雨晴ぬしめりにて 色に成ゆく山姫のわざ」(出典:俳諧・独吟一日千句(1675)第九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android