緋の衣(読み)アケノコロモ

デジタル大辞泉 「緋の衣」の意味・読み・例文・類語

あけ‐の‐ころも【×緋の衣】

緋袍あけごろも

ひ‐の‐ころも【×緋の衣】

高位の僧が勅許を得て着た緋色の衣。

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精選版 日本国語大辞典 「緋の衣」の意味・読み・例文・類語

あけ【緋】 の 衣(ころも)

  1. (ひ)色の袍(ほう)五位の者の袍で、また、五位の者をいうこともある。あけのきぬ。あけごろも。
    1. [初出の実例]「ほのぼのとあけのころもをけさ見れば草葉の袖は露のかかれる」(出典:多武峰少将物語(10C中))
  2. 緋の法衣。緋は大僧正に許されたもの。
    1. [初出の実例]「この度の導師建長寺の前住栄西和尚、朱(アケ)の衣もいと尊く」(出典:浄瑠璃・近江源氏先陣館(1769)二)

ひ【緋】 の 衣(ころも)

  1. 勅許により高位の僧が着用した緋色の法衣。〔書言字考節用集(1717)〕

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