総総しい(読み)ふさふさしい

精選版 日本国語大辞典 「総総しい」の意味・読み・例文・類語

ふさふさ‐し・い【総総・房房】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]ふさふさ〘 形容詞シク活用 〙 ( 「しい」は接尾語 ) 多く集まって垂れ下がる。ふさふさしている。
    1. [初出の実例]「一面にわたしたる棚に、藤の若葉の青やかに茂りて、若紫のふさふさしきが、滴るやうに垂れたる」(出典:東京風俗志(1899‐1902)〈平出鏗二郎〉下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android