緑簾岩(読み)りょくれんがん(英語表記)epidosite

岩石学辞典 「緑簾岩」の解説

緑簾岩

緑簾石主成分とする粒状の岩石で,一般に石英,長石,ウラル石,緑泥石などの二次鉱物で構成されている.このような岩石は塩基性火成岩変成岩交代作用によって形成されたもので,レンズ状あるいは脈状体として産出する[Reichenbach : 1834, Harker : 1932, Flawn : 1951].スティルウェルは変成分化作用(metamorphic differentiation)の生成物と考えた(Stilwell : 1918].epidotite[Cordier : 1842-1848, 1868],pistazitfels[Cotta : 1862],pistacite rockもすべて同じで,主に緑簾石からなる岩石.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android