締金・〆金（読み）しめがね

精選版 日本国語大辞典

しめ‐がね【締金・〆金】

〘名〙

① 金銭の出納の合計を計算・整理すること。精算。

※高野山文書‐（天文一七年）（1548）奥院興隆作事入目日記「四百卅五貫文 是はしめかねの時両方をぼへざるによりてうけとりあつらうるなり」

② 帯、紐などの端に付けて、それを締めるのに使う金具。また、物を締めたり留めたりする金具にもいう。

※談義本・艷道通鑑（1715）五「太き指に〆金(シメガネ)はめさせ無理細(むりほそり)に疼入(いためいれ)」

出典　精選版 日本国語大辞典