緩ゆ(読み)ユラユ

デジタル大辞泉 「緩ゆ」の意味・読み・例文・類語

ゆら・ゆ【緩ゆ】

[動ヤ下二]《「ゆら(緩)う」が中世以降ヤ行に転じて用いられた語。終止形多く「緩ゆる」の形をとる》「ゆら1」に同じ。
「突かれて―・ゆる間に」〈古活字本平治・中〉

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精選版 日本国語大辞典 「緩ゆ」の意味・読み・例文・類語

ゆら・ゆ【緩】

  1. 〘 自動詞 ヤ行下二段活用 〙 ( ハ行下二段活用の「ゆらふ」から転じて、室町時代ごろから用いられた語。多くの場合、終止形は「ゆらゆる」の形をとる ) =ゆらう(緩)[ 一 ]
    1. [初出の実例]「弓のはずにて鎌田が甲の鉢をちゃうどつく、つかれてゆらゆる間に、冑をとてうちきつつ」(出典:平治物語(1220頃か)中)

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