デジタル大辞泉 「緩ふ」の意味・読み・例文・類語 ゆら・う〔ゆらふ〕【▽緩ふ】 [動ハ下二]1 一つところにとどまる。「後陣はいまだ興福寺の南大門に―・へたり」〈平家・四〉2 進行することをとどめる。ひかえとどめる。「しばらく神輿しんよを―・へたり」〈盛衰記・四〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「緩ふ」の意味・読み・例文・類語 ゆら・うゆらふ【緩】 ( 「ゆる(緩)」と同語源 )[ 1 ] 〘 自動詞 ハ行下二段活用 〙 緊張を解いて、とどまって休む。また、進むことができずにいる。ゆらゆ。[初出の実例]「けふは日暮ぬ、あすのいくさとさだめて、其日はよせでゆらへたり」(出典:平家物語(13C前)一)[ 2 ] 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 緊張を解いた状態にする。ゆるくする。休める。また、ひかえとどめる。[初出の実例]「守、兵等を汰(ゆら)へむが為不責討」(出典:今昔物語集(1120頃か)二五) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例