練炭・煉炭(読み)れんたん

精選版 日本国語大辞典 「練炭・煉炭」の意味・読み・例文・類語

れん‐たん【練炭・煉炭】

〘名〙
木炭などの粉をねり固めてつくった炭団(たどん)。〔劇談録‐巻下・洛中豪士〕
石炭などの粉状の炭素質を粘結剤といっしょに加圧成形した燃料。工業用と家庭用がある。家庭用はほとんど無煙で、豆炭、穴あき練炭などがある。明治末期に日本で発明された。《季・冬》
一年有半(1901)〈中江兆民〉一「大上連年思を覃し力を殫して辛うじて好成績を得るに至りたる練炭製造の業を創するが為め」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android