縁引(読み)えんびき

精選版 日本国語大辞典 「縁引」の意味・読み・例文・類語

えん‐びき【縁引】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 親類関係。また、縁故関係。縁続き。
    1. [初出の実例]「殊に此辺三好が領分、縁引手引を以たばからば」(出典:浄瑠璃・津国女夫池(1721)三)
  3. 縁故関係によって、ひいきすること。
    1. [初出の実例]「原田様は、御一門たる兵部様の御縁引(エンピ)きがよろしいゆゑ」(出典歌舞伎早苗鳥伊達聞書実録先代萩)(1876)五幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android