縄目(読み)ナワメ

デジタル大辞泉 「縄目」の意味・読み・例文・類語

なわ‐め〔なは‐〕【縄目】

縄の結び目。「縄目をほどく」
土器などの表面に縄を押し付けて作った模様
敵などにつかまって縄で縛られること。「縄目に掛かる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「縄目」の意味・読み・例文・類語

なわ‐めなは‥【縄目】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 縄の結んだところ。縄の結び目。
    1. [初出の実例]「足に金行燈(かなあんどう)くくりつけられ、しかも結びし縄目(ナハメ)に、封迄付られ」(出典浮世草子・好色二代男(1684)三)
  3. 敵などにつかまって縄で縛られること。捕縛されること。また、そのようなはずかしいめにあうこと。
    1. [初出の実例]「高手小手に縛(しば)られて、恥をさらしたりける事を思ひ出て、縄目(ナハメ)にそへて申たりけるにこそ」(出典:源平盛衰記(14C前)五)
  4. よりあわせてできた縄の筋。また、そのような模様。

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