(読み)イ

デジタル大辞泉 「縊」の意味・読み・例文・類語

い【縊】[漢字項目]

[音]イ(呉)(漢) [訓]くびる くびれる
首を絞めて殺す。首をくくる。「縊殺縊死

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「縊」の読み・字形・画数・意味


16画

[字音]
[字訓] くびる・くくる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(益)(えき)。に糸を結ぶ形と、水のれる形と二系があり、縊は糸を結ぶ形。強く(くく)る、縊死に用いることが多く、〔説文十三上に「經(くび)るなり」という。

[訓義]
1. くびる。自らくびるを縊といい、他をくびるをという。
2. くくる、縄をつなぐ。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕縊 る、經(くく)る、久比留(くびる) 〔名義抄〕縊 クビル・クビレヌ

[熟語]
縊刑縊痕・縊殺・縊死
[下接語]
絞縊縊・刎縊

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android