精選版 日本国語大辞典 「縢」の意味・読み・例文・類語
かが・る【縢】
〘他ラ五(四)〙
① 糸または紐などを互い違いに組んで編む。また、そのようにして模様などを編みだす。
※書紀(720)雄略八年二月(前田本訓)「此の時に当りて綴(カカレ)る旒(はたあし)(〈別訓〉はたしのし)の若(こと)くにあり」
② 紐、縄などでからげて縛る。
③ 布の端(はし)、または破れ目などを糸で縫いからげる。
かがり【縢】
〘名〙 (動詞「かがる(縢)」の連用形の名詞化)
① 糸などでからげて縫い合わせること。また、糸を組んで編み合わせること。
※俳諧・冬の日(1685)「縄あみのかがりはやぶれ壁落て〈重五〉 こつこつとのみ地蔵切町〈荷兮〉」
② 竹、ふじづるなどを編んで作ったかご。いしみ。
※大慈恩寺三蔵法師伝承徳三年点(1099)七「三蔵親(みづから)簣(あしか)畚(カカリ)を負ひて甎石を担(になひ)運(はこぶ)」
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