(読み)もつる

精選版 日本国語大辞典の解説

もつ・る【縺】

〘自ラ下二〙 ⇒もつれる(縺)

もつれ【縺】

〘名〙 (動詞「もつれる(縺)」の連用形の名詞化)
① もつれること。また、そのもの。
※雪中梅(1886)〈末広鉄腸〉下「鼈甲の櫛にて鬢のもつれを掻き揚げながら」
② もめごと。ごたごた。混乱。
浮世草子・日本新永代蔵(1713)三「九月めに敦賀屋身上のもつれ、歴々の商人見そこなひて」

もつ・れる【縺】

〘自ラ下一〙 もつ・る 〘自ラ下二〙
① からまって解けなくなる。まつわりつく。からまる。
※名語記(1275)四「もののやふるをとのむるむる如何。答、もつれる、もつらくの反」
※玉塵抄(1563)二七「狼の性はねぢってまがりもつれてまっすぐにないぞ」
② からみ合って乱れる。
※俳諧・俳諧新選(1773)一「てふてふや埃の中をもつれゆく〈之房〉」
③ 事柄が複雑に入り乱れて混乱し、秩序を失う。事件が乱れて解決がつかなくなる。
※浮世草子・西鶴織留(1694)六「主人内証もつれし時爰はひとつはたらきてとおもふ手代はなくて」
④ 言語・動作などが、正常さを失って思うようにならなくなる。
※日葡辞書(1603‐04)「アシガ タユム、または、motçururu(モツルル)
※俘虜記(1948)〈大岡昇平〉「私は四十度の熱が続き、二日目に足が立たなくなり、三日目にがもつれた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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