普及版 字通 「繆」の読み・字形・画数・意味
繆
17画
[字訓] まとう・あやまり
[説文解字]

[その他]

[字形] 形声
声符は
(りよう)。
に
(びゆう)の声がある。〔説文〕十三上に「
(あさ)の十
(たば)なり」とし、また「一に曰く、綢繆(ちうびう)なり」という。次条に「綢は繆なり」とあって互訓。綢繆は相纏綿(てんめん)して連続する意。周の昭穆制を綢繆を以て解する説があり、左右排次し、纏綿する意であるという。昭王・穆王の
を相次したもので、昭穆にもまた対待の義を含むようである。
と声義近く、通用する。[訓義]
1. まとう、つかねる、くくる、くくりたば。
2. むすぶ、まじわる、あわせる。
3.
(びゆう)と通じ、たがう、あやまり、いつわる、もとる。4. 穆(ぼく)と通じ、ふかい、ふかくおもう。
5. 糾(きゆう)と通じ、くびる、まとう。
6. 繚と通じ、まとう。
[古辞書の訓]
〔新
字鏡〕綢繆 纏綿なり。太志加尓(たしかに)、
、牟豆末也加尓(むつまやかに) 〔名義抄〕繆 アラソフ・ミダル・アヤマル・ツク・ツツシム・イツハリテ/紕繆 アヤマル 〔字鏡集〕繆 アラソフ・ムスブ・イツハリテ・ツツシム・ミダル・アヤマル[熟語]
繆死▶・繆纏▶・繆異▶・繆意▶・繆過▶・繆語▶・繆巧▶・繆説▶・繆舛▶・繆篆▶・繆伝▶・繆悠▶・繆乱▶・繆淪▶・繆
▶・繆戻▶・繆論▶・繆然▶・繆卜▶・繆繆▶・繆繞▶・繆
▶[下接語]
科繆・乖繆・糾繆・錯繆・相繆・綢繆・妬繆・煩繆・紕繆・病繆
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

