置手拭(読み)おきてぬぐい

精選版 日本国語大辞典 「置手拭」の意味・読み・例文・類語

おき‐てぬぐい‥てぬぐひ【置手拭】

  1. 〘 名詞 〙
  2. たたんだ手ぬぐいを、頭または肩などに載せておくこと。また、その手ぬぐい。頭巾(ずきん)の代わりや、飾りのためにする。
    1. 置手拭<b>①</b>〈顔尽し落噺〉
      置手拭〈顔尽し落噺〉
    2. [初出の実例]「帷子(かたびら)の上張、置手拭(ヲキテヌグヒ)して跡つけの男を待合はせ」(出典浮世草子・好色一代男(1682)三)
  3. 兜の鉢の一種。手ぬぐいを置いたような形のもの。細川幽斎が愛用し、その当時流行したという。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android