羅教(読み)らきょう(英語表記)Luo-jiao

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

羅教
らきょう
Luo-jiao

中国,明~清代,江蘇浙江福建,広東各省で,おもに水夫集団を中心として行われた秘密宗教結社。いわゆる「会党」の一つ。運糧軍人であった羅祖 (名は清) を開祖とするといわれる。彼は苦行ののち『苦功悟道巻』『嘆世無為巻』などの5部6冊の経典を作り羅教を始めた。その思想は宋代以後の臨済禅を基礎として無為解脱を力説し,個人的な清修を重んじた。のちその末流は秘密結社化し,白蓮教と同様な異端宗教として排撃されるにいたった。有名なチンパン (青 帮) の源流である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

余震

初めの大きい地震に引き続いて,その震源周辺に起こる規模の小さい地震の総称。大きい地震ほど余震の回数が多く,余震の起こる地域も広い。余震域の長径の長さは,地震断層の長さにほぼ対応している。マグニチュード...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android