羅浮山(読み)らふざん(その他表記)Luó fú shān

改訂新版 世界大百科事典 「羅浮山」の意味・わかりやすい解説

羅浮山 (らふざん)
Luó fú shān

中国,広東省増城県北東にある山。別名東樵(とうしよう)山。主峰飛雲頂は標高1296m。道教でいう十大洞天の第7洞天に当たる。その山中には周囲一千里にも及ぶ大洞窟があって,外界同様の世界が広がり仙人が住むと考えられて,古来厚い山岳信仰の対象とされてきた。神仙術の大成者として著名な東晋葛洪(かつこう)も,その晩年には羅浮山に隠棲して,著述練丹に専念している。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「羅浮山」の意味・わかりやすい解説

羅浮山
らふざん

「ルオフー(羅浮)山」のページをご覧ください。

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