練丹(読み)レンタン

デジタル大辞泉 「練丹」の意味・読み・例文・類語

れん‐たん【練丹/×煉丹】

昔、中国道士の術で、辰砂しんしゃを練って不老不死の薬を作ること。また、その薬。
心気丹田に集中して心身を練る術。
練り薬練薬れんやく

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「練丹」の意味・読み・例文・類語

れん‐たん【練丹・煉丹】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 古代、中国で、道士が辰砂(しんしゃ)をねって不老不死の妙薬を作ったこと。また、その薬。丹薬
    1. [初出の実例]「神丹練丹、薬中霊物」(出典:三教指帰(797頃)中)
    2. [その他の文献]〔晉書‐葛洪伝〕
  3. 心気を丹田(たんでん)に集中して、心身を修練する方法。
  4. ねり固めた薬。丹薬。練薬

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android