羅網の鳥は高く飛ばざるを恨み呑鉤の魚は飢えを忍ばざるを嘆く(読み)ラモウノトリハタカクトバザルヲウラミドンコウノウオハウエヲシノバザルヲナゲク

デジタル大辞泉 の解説

羅網らもうとりたかばざるをうら呑鉤どんこううおえをしのばざるをなげ

かすみ網にかかった鳥は、なぜもっと高く飛ばなかったかと後悔し、釣り針にかかった魚はなぜ空腹をがまんしなかったかと悔やむ。後悔は先に立たないことのたとえ。
[類語]後悔先に立たず死んだ子の年を数える死児のよわいを数える

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 死児

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android