ことわざを知る辞典「後悔先に立たず」の解説
後悔先に立たず
[使用例] 「さよなら」と、私は情熱をこめて呟いた。後悔は先に立たず、思えば、私はそこで立ち止まり引きかえすべきだったのだ[高橋和巳*捨子物語|1958]
[解説] あらかじめ後のことをよく考えずに事にのぞみ、後で失敗を悔いてもはじまらない。大変なことになる前に熟慮せよという戒め。事をし損じたあとに、取り返しがつかないことをしたと、反省しながら用いられることが多いことばです。続けて、「提灯持ち後に立たず」としゃれて言うこともありました。
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