羊の歩み(読み)ヒツジノアユミ

デジタル大辞泉 「羊の歩み」の意味・読み・例文・類語

ひつじあゆ

《「北本涅槃経三八から》
屠所としょにひかれてゆく羊の歩み。死がしだいに近づくことのたとえ。
歳月光陰。〈日葡

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精選版 日本国語大辞典 「羊の歩み」の意味・読み・例文・類語

ひつじ【羊】 の 歩(あゆ)

  1. ( 「北本涅槃経‐三八」の「如囚趣市歩歩近一レ死。如牛羊屠所」から )
  2. 屠所にひかれてゆく羊のような、力ない歩み。刻々、死に近づくことのたとえ。屠所の羊の歩み。
    1. [初出の実例]「ひつじのあゆみよりもほどなき心地す」(出典:源氏物語(1001‐14頃)浮舟)
  3. 歳月。光陰。〔日葡辞書(1603‐04)〕

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