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大般涅槃経 だいはつねはんぎょう Mahāparinibbānasuttanta

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

大般涅槃経
だいはつねはんぎょう
Mahāparinibbānasuttanta

パーリ語で書かれた上座部経典長部に属する第 16経のこと。漢訳では,長阿含第2経『遊行経』および『仏般泥 洹経』 (2巻) ,『般泥 洹経』 (2巻) ,『大般涅槃経』 (3巻) がこれに相当する。釈尊の晩年から入滅,さらに入滅後の舎利の分配などが詳しく書かれている。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

だいはつねはんぎょう〔ダイハツネハンギヤウ〕【大般涅槃経】

小乗経典。3巻。法顕(ほっけん)訳。釈迦入滅前後のことを記したもの。
大乗教典。原典は失われ、北涼の曇無讖(どんむせん)訳の40巻本(北本)と、これを慧厳らが修正した36巻本(南本)とがある。釈迦の入滅前に説いた教説、一切衆生にはすべて仏性が備わり、その仏性をもつものは成仏できると説く。涅槃経。

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大辞林 第三版の解説

だいはつねはんぎょう【大般涅槃経】

いわゆる小乗の「涅槃経」。三巻。東晋の法顕訳。釈迦の入滅前後の状況が、事実に近い形で記される。
大乗の「涅槃経」。
四〇巻。421年北涼の曇無讖どんむしん訳。釈迦の入滅の意義を明らかにするもので、法身の常住や衆生しゆじようが仏性をそなえていることなどが説かれる。北本。
三六巻。南朝の宋の慧観・慧厳えごん・謝霊運が、法顕が訳した「大般泥洹ないおん経」を参照して、を再治したもの。南本。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

大般涅槃経
だいはつねはんぎょう

仏教経典。サンスクリット語でマハーパリニルバーナ・スートラMahparinirva-straという。すなわち仏陀(ぶっだ)の入滅(にゅうめつ)に関して説いている経典である。これには数種があり、(1)入滅直後に、その前後の事情、荼毘(だび)、仏塔の建立などの事実を述べたもので、漢訳『長阿含(じょうあごん)』中の『遊行経(ゆぎょうきょう)』など、(2)大乗の立場から「大般涅槃」の意義を問うてつくられた経典、(3)その中間的なもの――『遺教経(ゆいきょうぎょう)』など、とに分かれる。日本で一般に「涅槃経」とよばれるのは(2)で、曇無讖(どんむしん)訳『大般涅槃経』40巻(「北本」という)、あるいはその再治本36巻(「南本」という)をさす(異訳に法顕(ほっけん)訳『大般泥(ないおんぎょう)』6巻〈曇無讖訳の最初の10巻分相当〉がある)。また、チベット訳2種(一つは梵(ぼん)本からの訳、13巻。他は曇無讖訳に、闍那崛多(じゃなくった)訳の『後分』2巻をあわせたものからの訳、56巻)があるが、梵本は欠。大乗の『涅槃経』は『法華経(ほけきょう)』の後を受けて、如来(にょらい)が常住で変易なく、また、一乗のゆえにすべての衆生(しゅじょう)に仏性(ぶっしょう)すなわち仏となるべき因が本来具(そな)わっていることを教える。この衆生の本性は、常楽我浄(じょうらくがじょう)の四徳を具えた如来の法身(ほっしん)にほかならず、また、般若(はんにゃ)(さとりの智慧(ちえ))と解脱(げだつ)と法身とは、梵語のイ字の三点のごとく密接不離な涅槃の三徳であるという。11巻以後は、この如来常住(にょらいじょうじゅう)と悉有仏性(しつうぶっしょう)の教義をさらに種々の比喩(ひゆ)や菩薩(ぼさつ)の活動を通し、聖行(しょうぎょう)、梵行(ぼんぎよう)、天行(てんぎょう)、嬰児行(ようにぎょう)、病行の五行によって敷衍(ふえん)、展開している。この経は中国で南北朝時代に『法華経』と並んで尊重され、とくに仏性思想は後の中国・日本の仏教に大きな影響を与えた。[高崎直道]
『横超慧日著『涅槃経』(1981・平楽寺書店・サーラ叢書)』

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