美国町(読み)びくにちよう

日本歴史地名大系 「美国町」の解説

美国町
びくにちよう

明治三五年(一九〇二)から昭和三一年(一九五六)まで存続した町。明治三五年四月、美国郡内の小泊こどまり船澗ふなま厚苫あつとま幌武意ほろむい婦美ふみの五ヵ村が合併して新たに美国町が成立、二級町村制を施行。このとき町人口は五千一一一人で(北海道庁告示第三七号)小泊・船澗地区は一体化して市街地を形成。同四二年一級町村制を施行。大正三年(一九一四)五月の火災で二五二戸が焼失(北海タイムス)。同九年の戸数八二七・人口三千五九二(国勢調査)。同年の鰊漁獲高は六万八千石以上であったが(北海道春ニシン統計資料)、のち衰退。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android