日本歴史地名大系 「美江寺村」の解説 美江寺村みえじむら 岐阜県:本巣郡巣南町美江寺村[現在地名]巣南町美江寺十五条(じゆうごじよう)村の南に位置し、西を犀(さい)川、東を五六(ごろく)川に挟まれた平坦地に立地。古代本巣郡条里の一六条に位置し、十六条(じゆうろくじよう)村とも称した。別に「三人市村」ともいう。奈良時代初期に当地に移建されたと伝える美江寺は一六世紀に岐阜へ移建されたが、村名として残された。中世には船木(ふなき)庄十六条郷として推移。室町時代以降和田氏が代々十六条城に居城し土岐氏に仕えていたが、天文一一年(一五四二)斎藤道三軍に攻められ廃城となった(新撰美濃志)。永禄九年(一五六六)と推定される年欠八月の十四条村氏神勧請申渡書(安藤文書)に十六条村がみえ、十四条(じゆうしじよう)村(現真正町)の八幡宮を勧請することを許されている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by