美良布遺跡(読み)びらふいせき

日本歴史地名大系 「美良布遺跡」の解説

美良布遺跡
びらふいせき

[現在地名]香北町美良布

物部ものべ川の河岸段丘上、標高一二〇メートルにあり、物部川上流の数少ない遺跡の一とされる。現在は階段状の水田であるが、一部は国道一九五号となっている。従来韮生郷にろうごう遺跡とよんだが、町村合併などにより、美良布遺跡とされた。美良布ヘイ地区にある晩期縄文時代の遺跡からは晩期前半の土器、黒土BI式土器(八反坪式土器)の土器片、大型の打製石鏃、スクレーパーなどが発見されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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