義理張る(読み)ギリバル

デジタル大辞泉 「義理張る」の意味・読み・例文・類語

ぎり‐ば・る【義理張る】

[動ラ五(四)]
どこまでも義理を立て通す。
さない中だからと―・って、小夜の為ばかしを言っちゃ」〈二葉亭其面影
贈答馳走などを度をこえてする。
「らっちもない所へ―・って、ぽんぽんしてゐやせぬか」〈松翁道話・二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「義理張る」の意味・読み・例文・類語

ぎり‐ば・る【義理張】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
  2. 義理を言いはる。度を過ごして義理を立て通す。
    1. [初出の実例]「ええ義理ばったるおのこやと、取て引立ちり打はらひ」(出典:浄瑠璃・吉野都女楠(1710頃か)二)
  3. 交際上の馳走や贈答が多すぎる。
    1. [初出の実例]「らっちもない所へ義理ばって、ポンポンしてゐやせぬか〈略〉兎角花美な心をやめにして」(出典:松翁道話(1814‐46)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む